イーハトーブ標本　天河石（アマゾナイト）　試験管ネックレス

ご覧いただきありがとうございます。 こちらはイーハトーブ標本「天河石（アマゾナイト）」の試験管ネックレスになります。 この「イーハトーブ標本集」は、賢治の作品に登場する鉱物や植物を標本にしようという試みです。どこか物語の感じられるモノを一つづつ丁寧に作っています。 このミニチュア試験管シリーズもその一つ。こちらは天河石（てんがせき）のミニチュア試験管標本をネックレスに仕立てたものです。 宮沢賢治は「石っこ賢さん」といわれるほどの石好きでした。 作品の中にも登場します。 その宝石の雨は、草に落ちてカチンカチンと鳴りました。それは鳴るはずだったのです。りんどうの花は刻まれた天河石と、打ち劈かれた天河石で組み上がり、その葉はなめらかな硅孔雀石でできていました。（「十力の金剛石」より引用） 　　　 十三日のけぶった月のあかりには　　　　　　　　　 十字になった白い暈さへあらはれて　　　　　　　　 空も魚の眼球に変り　　　　　　　　　　　　　　　 いづれあんまり碌でもないことが　　　　　　　　　 いくらでも起ってくる　　　　　　　　　　　　　　 おまへは底びかりする北ぞらの　　　　　　　　　　 天河石のところになんぞうかびあがって　　　　　　 （「春と修羅　第二集　三一七」より引用） 賢治ほど鉱物を作中に生かしきった作家、他に類を見ないのではないでしょうか？ 科学的な素性などは以下になります。 分類 ケイ酸塩鉱物 化学式 KAlSi3O8 結晶系 三斜晶系 へき開 二方向に完全 モース硬度 6 光沢 ガラス光沢 色 白色 条痕 白色 比重 2.6 パワーストーン的には「正しい道へ導く石」だそうです。 ミニチュア試験管のサイズは直径６mmでパーツの長さは３、５cmです。 また、試験管はノーマルタイプの試験管より強度がありますので、床に落としたくらいでは割れません。 アンティークな雰囲気の標本ラベルは、明治・大正時代に使われていた活版印刷の文字を再現されたロゴを採用。ラベルは、エポキシ系接着剤でガッチリ接着してあります。更に表面コーティングもしてありますので、実用強度もバッチリ♪ 賢治ワールドにどっぷり浸って作ってみました。 ご同好の士に♪