★パラゴン★ペア・カップ＆ソーサー「Woodland Bluebell」★イギリス★ヴィンテージ

英国アンティークがお好きなら、パラゴンは憧れの、しかし幻の陶磁器メーカーです。 paragonの意味は、理想、典型、聖人、鑑、模範　という意味で、まさにイギリス人の理想の陶磁器なのだと思います。 このカップ＆ソーサーの製作時代は1935年頃です。 注意）状態は写真でご確認いただける通りで、カップ一個に非常に小さい欠けがあります。 また、カップ一個のバックスタンプがありません。 全体に淡い色合いで、同じ時期に高台の異なるもっと鮮やかなデザインもあるので、 おそらくこの風景画のようなカップ＆ソーサーが人気となり、複数の製品が作られたのだと思います。 サイズ　カップ直径８㎝、ソーサー13㎝位 注意）電子レンジや食洗器は対応していません。 パラゴンとは、 パラゴンは、1897年にスターチャイナ・カンパニーという名前で設立しました。パラゴンの言葉の意味は”模範・お手本”という意味です。 共同経営者は当初、ハーバード・エインズレイ（ジョン・エインズレイ２世の長男）・ヒュー・アーヴィング（義理の息子）の２人でハーバードは、エインズレイの会社を設立したジョン・エインズレイのひ孫に当たります。ハーバードは、父と共に仕事をしており、良質な陶磁器の製造に関する多くの経験を積んでいた人物です。 その後、父であるジョン・エインズレイ２世は1900年7月に引退しました。 1919年に社名を変更することを決定し、1920年にパラゴン・チャイナ・カンパニーとなります。 アーヴィングは、あらゆる機会を最大限に活用する非常に鋭い実業家で、小売業店舗でのショーウィンドウ・ディスプレイ・コンテストを行い、イベント当日にセレブを招待するなど、現代的な広報の方法を提案しました。 これらは全国のマスコミから多くの注目を集め、小売店によるパラゴン製品の人気も高まりました。 1930年に創業者であった、ハーバートとアーヴィングが抜けたことにより社名も『パラゴン・チャイナ・リミテッド』となりました。 1989年までにブランド名とデザインはロイヤル・アルバートに吸収され、1992年までにパラゴンの名前での生産は廃止されてしまいました。