古代エジプト　太陽を掲げるスカラベ（ツタンカーメンの名前入）のピアス

古代エジプト人はスカラベ（フンコロガシ）を「出現するもの」「生じるもの」という意味の「ケペル」という名を与えて創造の神としてとても崇拝していました。成虫になったばかりのスカラベが突然地面の穴から出現するように見えたためです。 また、スカラベが丸めた糞を転がしながら押していくのと同じように、ケペルも太陽を押して空を進む神だと考えました。 スカラベは王が護符として使うことも多く、裏には王名が象形文字で刻まれています。また、大型のものが神殿に奉納されました。 ツタンカーメン王墓からも、スカラベをかたどった王名入りのさまざまな宝物が出土しています。 エジプトの観光地に行くといたるところで、スカラベをモチーフにしたおみやげを目にします。日本ではフンコロガシなんていう名前で呼ばれている虫が、時代と場所が変わると重要な神として崇拝されていたとはとてもおもしろいです。今でも砂漠に近い遺跡で本物のフンコロガシに遭遇することがあるんですよ。 丸いラピスラズリをスカラベが太陽を掲げているのに見立てて作ってみました。ラピスラズリーが古代エジプト時代神聖な石とされ、王族や神官など高貴な人しか身に付けることが許されていませんでした。お守りとしてどうぞお使いください。 【素材】シルバー（スカラベ） 　　　　ラピスラズリ　 　　　　メタル（パーツ）　　　 　　　 　　　　 【サイズ】ピアスフック部分　2.0cm×2.1cm　　　　　　 　　　　　スカラベ　　 　 1.5cm×1.0cm 　　　　　ラピスラズリ　　　0.4cm